The Black Knight 作・編曲:フルヤマ ================================================== わたしは生き、かつ死に、火と燃え、水に溺れる、 冷たさに耐えながら、灼熱に身を焦がす、 正はこの身にあまりに優しく、あまりにつれない、 歓喜の混じる深い憂いにひたされているわたし。 笑うかと思えばそばから涙に暮れ、 快楽のうちにあってなお、多くの不満苦悩に耐えている、 幸福は素早く立ち去り、しかも永遠に続いている、 枯れ乾きつつ、たちまち縁に萌えもするわたし。 このように愛の神は定めなくわたしを曳きまわす、 いやますます苦しみに苛まれるかと思えば、 知らずして苦痛の外に逃れ出ている。 そして、わが歓びが確実と信じ、 待ち望んだ幸福の絶頂に立ったと思うそのときに、 愛の神はわたしをふたたび初めの不幸に突き戻す。 ==================================================== 元ネタ:ルイーズ・ラベ <ソネット 8番> 岩波文庫 「フランス名詩選」より